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GI(グレーデッドインデックス・マルチモード光ファイバー)

コアの中心の屈折率が高く、外側に向かってゆるやかに低くなるように屈折率を滑らかに分布させています。このため、「ステップインデックス」の歪みが改善され、すべてのモードの光の伝搬時間を同一に近づけ、光信号のモード分散を小さくしたものです。
標準的なコア径は日本で主流が50nm、北米で主流が62.5nm。シングルモードファイバーよりも伝送損失が大きいですが、接続が簡単で対応するネットワーク機器が安価なため、LANなどの短距離の通信で使われています。

マルチモード光ファイバー種類

光ファイバーには何通りかの光の伝搬の仕方がありますが、複数のモードを通す光ファイバーをマルチモード光ファイバーといいます。
MMFはコアの屈折率分布によってグレーデッドインデックス(GI)、ステップインデックス(SI)の二つに分けられます。

GI屈折率分布図

●グレーデッドインデックスマルチモード光ファイバー(GI)
コアの中心の屈折率が高く、外側に向かってゆるやかに低くなるように屈折率を滑らかに分布させています。このため、「ステップインデックス」の歪みが改善され、すべてのモードの光の伝搬時間を同一に近づけ、光信号のモード分散を小さくしたものです。
標準的なコア径は日本で主流が50nm、北米で主流が62.5nm。シングルモードファイバよりも伝送損失が大きいですが、接続が簡単で対応するネットワーク機器が安価なため、LANなどの短距離の通信で使われています。

GI屈折率分布図

●ステップインデックスマルチモード光ファイバー
コアの屈折率が一定で、光がコア内でまっすぐ通ったり、反射を繰り返して通ったりします。そのため、伝搬信号は大きく歪み、伝送帯域が他のファイバに比べて狭いため、一般の情報通信には用いられません。100メートル程度のデータ通信、レーザー光のデリバリーケーブルなどの光パワー伝送などに用いられています。

マルチモード光ファイバー(MM)

住友電工

コア径50μm コア径62.5μm
汎用
広帯域
汎用
曲げ特性強化
φ30mm(R15mm) φ15mm(R7.5mm)
PureEther
Access1G
PureEther
Access10G
PureEther
Access10G+
EG6
光ファイバー記号 GI(PE-A1G) GI(PE-A10G) GI(PE-A10G+) SGI(62.5)
伝送損失 3.0dB/km以下
(λ=850nm)
1.0dB/km以下
(λ=1300nm)
3.0dB/km以下
(λ=850nm)
1.0dB/km以下
(λ=1300nm)
3.0dB/km以下
(λ=850nm)
1.0dB/km以下
(λ=1300nm)
3.0dB/km以下
(λ=850nm)
1.5dB/km以下
(λ=1300nm)
伝送帯域 500MHz・km以上
(λ=850nm)
500MHz・km以上
(λ=1300nm)
1500MHz・km以上
実効帯域
2000MHz・km以上
(λ=850nm)
500MHz・km以上
(λ=1300nm)
3500MHz・km以上
実効帯域
4700MHz・km以上
(λ=850nm)
500MHz・km以上
(λ=1300nm)
200MHz・km以上
(λ=850nm)
500MHz・km以上
(λ=1300nm)
許容曲げ半径 15mm 15mm 15mm 15mm
規格 IEC60793-2・10 A1a.1
タイプ
OM2※2 準拠
IEC60793-2・10 A1a.2
タイプ
OM3※2 準拠
IEC60793-2・10 A1a.2
タイプ上位互換
OM4※2 準拠
IEC60793-2・10 A1a.1
タイプ
OM1※2 準拠
10ギガビットの
伝送速度で
最大300mまで伝送可能
10ギガビットの
伝送速度で
最大550mまで伝送可能
※2
JIS X 5150およびISO/IEC 11801の光ファイバー種別を示す。

フジクラ

FutureGuide-MM10G/30G FutureGuide-MM50 FutureGuide-MM62.5
伝送損失 0.3dB/km以下
(λ=850nm)
1.0dB/km以下
(λ=1300nm)
0.3dB/km以下
(λ=850nm)
1.0dB/km以下
(λ=1300nm)
0.3dB/km以下
(λ=850nm)
1.0dB/km以下
(λ=1300nm)
用途 LAN LAN LAN
特徴 コア径50μmの高帯域マルチモード光ファイバです。IEEE802.3aeおよびJIS C 6832に準拠した10ギガビットイーサネット(10GBASE-SR)の光LAN伝送網の構築に最適な光ファイバーです。SRでの配線リンク長は300mです。500m品はご相談下さい。IEC60793-2-10 A1a.2準拠。 コア径50μmのマルチモード光ファイバです。IEEE802.3zおよびJIS C 6832に準拠したギガビットイーサネット(1000BASE-SX)の光LAN伝送網の構築に最適な光ファイバーです。SXでの配線リンク長は550mです。IEC60793-2-10 A1a.1準拠。 コア径62.5μmのマルチモード光ファイバです。IEEE802.3zおよびJIS C 6832に準拠したギガビットイーサネット(1000BASE-SX)の光LAN伝送網の構築に最適な光ファイバーです。SXでの配線リンク長は275mです。IEC60793-2-10 A1b準拠。

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シングルモード光ファイバーについて知りたい方はこちらシングルモード(SM)

伝送損失 接続損失 使用距離傾向
SM 長距離
MM 短距離

マルチモード光ファイバーは、シングルモード光ファイバーに比べて伝送損失は大きめです。しかし、特にグレーデッドインデックスマルチモード光ファイバー(GI)においては、接続のしやすさ、対応するネットワーク機器の安さ、接続による損失の少なさから、ビル・建物内などの短距離通信のLANとして多く使用されています。

GI(MM)特徴まとめ

  • メタルケーブルに比べ、伝送損失が小さく、伝送帯域が広い。
    →大容量の情報を同時に伝送可能。
  • メタルケーブルに比べて細く、軽い。
  • 伝送損失は大きめ。長距離には向かない。
  • 接続が比較的容易で、接続損失も小さめ
  • 中・短距離、ビル・建物内の通信用・LANとして使用されることが多い
    (現在使用されているMMのほとんどがGIです)
  • SMに比べても安価である

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